フットケア 観察方法

【フットケア】【足の観察】


足の観察

 
 早期発見、早期治療のため、趾間部を含め毎日足を観察する習慣をつける事が大切。
また、靴下に血液や浸出液のシミがついていることにき、足病変を発見できることもあり、靴下の観察も重要。

足の清潔

 
 一般に足は発汗量が多く、不潔になりやすい部位である。
糖尿病があり、高血糖が続いている人では、免疫機能の低下の可能性があり、感染を起こしやすく、悪化しやすいため、特に足の清潔を保つ必要がある。
 高齢者や発汗障害などで、皮膚が乾燥している場合には、石鹸で洗いすぎると、乾燥が増強し、皮膚のバリア機能が低下するので、感染を招く危険性が高くなる。刺激の少ない石鹸を使用し、洗いすぎないように注意する必要がある。

 ●柔らかいタオルやスポンジを使う。
(軽石やナイロンタオルでごしごしこすると傷の原因となる。)

●洗浄後は蒸れないよう、趾間部が乾燥するまで靴下を履かない。

●バスマットやタオルは常に清潔を保つように心がける。

●スリッパ等は他者と共有しないようにする事も、感染の危険を避ける事につながる。

●清潔な靴、靴下を履く。


足の乾燥


皮膚の乾燥、亀裂は外傷を負いやすく、また、感染を起こす可能性があるため、皮膚が乾燥する場合は保湿剤を使用する。