フットケア 爪きり、爪の切り方

【フットケア】【爪切り】


 足浴、入浴後の爪がやわらかくなった時が切りやすい。年寄りや糖尿病患者など視力が悪い方は自分で切らない。
 丸く切らず、直線に切る。爪には、縦に線が入っているため、斜めの方向にカットするとバイアスが発生し、底から内側に巻き込み、巻き爪を発生させる原因となる。ただし、角がとがっていると布などに引っかかり危険なため、両脇をごくわずかだけ切り落とす。
 深爪に注意し、切りにくい爪は、無理して切らず、爪やすりを使用する。

●爪を切る


    指先の形に合わせて切る。(スクエアーオフ)
    刃の面が真っ直ぐなニッパーが良い。
    下刃は固定し、上刃で切るようにする。
    普通の爪切りや刃が湾曲のニッパーを使用する時は1回に切る面を小さく使う。




●削る


    爪厚が1mm以上の爪を削る場合はメディカルフットケア3級の修了者に限定される。
    厚い爪や固い爪は他の爪とのバランスを考慮しながら3回(月1回)くらいにわけ、1mm前後まで削る。巻き爪の中に皮下組織を巻き込んでいることもあるので爪と皮膚をはっきり分ける。削りながらまめに感触や爪の色の確認をしながら削る。削った後は外溶液で消毒し、保湿クリームを爪と爪周囲に優しくすり込む。


●ヤスリをかける


 爪の左右両端から中央に向かい軽くかける。上から下にかける時も爪の形により角度を変える。