4.25 体蛋白質量の指標

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4.25 体蛋白質量の指標
体蛋白質量が減少するとき、全臓器の蛋白質量が均等に減少するのではない。体蛋白質量が減少するのに伴ってもっとも大きく減少するのは皮膚を形成する蛋白質と筋肉を形成する蛋白質である。言い換えると、筋肉量は体蛋白質量のよい指標となる。筋肉量を反映する%クレアチニン産生速度が蛋白質栄養状態の指標として有用なのは、この理由による。また、体蛋白質量が減少すると、体蛋白質のひとつであるアルブミンの産生も低下すると考えられる。したがって、透析前血清アルブミン濃度もしばしば蛋白質栄養状態の指標として用いられる。しかし、%クレアチニン産生速度と血清アルブミン濃度とがまったく同じ情報を示しているのではないことを示唆する報告がある[1]。


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