2.8 エリスロポエチン抵抗性貧血の原因の検索(ステップ4)
ステップ4では、体内へのアルミニウム蓄積による貧血、L-カルニチン欠乏による貧血、骨髄疾患による貧血の可能性を検討する。
体内へのアルミニウム蓄積はメシル酸デフェロキサミンテストにより診断し、L-カルニチン欠乏は、一定期間のL-カルニチン投与に対する貧血の反応性を基に診断する。また、骨髄疾患の有無は骨髄生検により診断する。
これらの原因のいずれによる貧血でもなければ、これまでの診断過程で貧血の原因を見逃したか、あるいはまだ明らかにされていない原因による貧血であると考える。
稀ではあるが、赤芽球労の可能性も念頭においておく。
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